これから挙式や披露宴を控え、また新生活をはじめるにあたって、両家で相談して決めたり、協力して行うこともいろいろとありますから、それらの打ち合わせも兼ねる場合もあります。
特に海外ウェディングの場合、空港ロビーなど出始めて両家が顔を合わせるというのでは、何かとトラブルの元になります。事前に少しでもお互いの人柄や考え方などを理解しておくことが成功の鍵です。とはいっても食事の席ですから、あまり込み入った打ち合わせは慎みます。
お互いの家族を紹介しながら、結婚や式に対する気持ちなどをそれとなく伝えて理解しあう機会にするとよいでしょう。
食事会の日取りは両家の都合に合わせて決めます。全員がそろえる日なら平日の夜でも構いません。大切なことは自分たちの都合や好みだけで決めず、両家の両親の都合や気持ちを考えてプランを立てることです。
店選びにしても、雰囲気なども大事ですが、それぞれがリラックスして心から楽しめるようにしたいものです。見せはわかりにくい場所を避け、初めてでも迷わずいけるところがよいでしょう。また、落ち着いて会食できる見せを選び、個室があれば予約します。しかし、両家の家族がフランス料理の格式の高い店に慣れていない場合は、肩の凝らない店を選ぶ気配りも大事です。
ホテルや専門式場には「顔合わせプラン」等の名前で個室やレストランを利用した婚約食事会用のパックもあります。また、パックでなくてもホテル内のレストランはわかりやすい場所にあり、落ち着いた雰囲気なので人気です。挙式を予定しているホテルで下見を兼ねて行うケースも多いようです。
レストラン・ウェディングを計画している場合は、そのレストランの下見を兼ねて食事会をする方法もあります。まだレストラン・ウェディングのイメージがつかめない両親に、実際に会場を見てもらうことで、式に対する自分たちの考えを具体的に伝えることが出来ます。特に母親たちは、どんな服装がふさわしいかなど具体的なイメージがつかめることで安心し、いろいろ相談にものってくれることでしょう。その店で食事会をしなくても、レストラン・ウェディングの下見はしておくとよいでしょう。